持続可能な産業開発を パーム油について<SDGs 目標12 & 15>

目標12:つくる責任 つかう責任

 

目標15:陸の豊かさも守ろう

 

マレーシアでは、持続可能な開発目標を達成するために様々な取り組みを行っております。
その中でもマレーシアでは必ずといって目にする油ヤシ畑。
クアラルンプールの空港に離着陸する際には無限に広がる油ヤシの畑見ることができます。

       【アブラヤシの種】

        【アブラヤシの芽】

【アブラヤシの畑】

【アブラヤシの実】

パーム油について

パーム油とはアブラヤシから採れる油で洗剤や食品(マーガリン、お菓子等)などに使われていますが、名前自体は普段私達の生活ではあまり聞くことはありません。

それは食品等のパッケージには原材料”植物油脂”と表記されているためです。

油ヤシ畑は熱帯雨林を伐採して油ヤシを栽培し、その為に熱帯雨林に生息する象やオランウータンが生きる場所を失い様々な問題となっています。大きく下記の問題がおこっております。

1)熱帯林、泥炭湿地林などの伐採
2)森林火災・泥炭火災
3)生物多様性の損失
4)気候変動
5)土地をめぐる先住民などとの紛争
6)土壌侵食・汚染など

だからといって、パーム油が悪いものだ!使ってはいけない!と決めつけ、他の植物油で代替栽培となるとさらに広い土地が必要となります。なぜなら、パーム油は他の植物油脂に比べると5倍前後の油が収穫できるためです。

では、環境破壊をこれ以上進めないように、パーム油を使い続けていくにはどうしたら良いのでしょうか。
それは、環境や地域社会に配慮した「持続可能なパーム油」の生産を広げ、利用することです。
これは、RSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil)と呼ばれ、「持続可能なパーム油のための円卓会議」の略です。

RSPOは持続可能なパーム油生産のための「原則と基準」に基づき、持続可能なパーム油を認証しています。
難しく感じますが、要は生産者の生活を守りつつ、環境も守っていきながら、パーム油を生産していくための認証機関となります。
アブラヤシ農家、農園を所有する企業、油を加工する企業、パーム油で食品や洗剤などを作る企業、それを売るスーパーなどの小売業、またWWFのようなNGOなど、パーム油の生産と利用をめぐるさまざまな企業や団体、個人がメンバーとして参加し、パーム油の持続可能な生産と利用を目指しています。

コタキナバルではこのRSPOのメンバーであるアブラヤシの農場と工場を持つ会社でRSPOについて勉強することが可能です。

これからの世界が環境破壊を防いでいくために何ができるのか、私達も考えることはたくさんありますね。

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