現地ではほんの少しの気遣いを…

異国の地での滞在は、日本では考えられない事や、思いもよらないトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。しかし、殆どの場合ほんの少し気をつけていれば防げることばかります。日本の常識が通用しないギャップは間違いなくあります。
カンボジアのマナーや習慣等にほんの少し気を遣い、是非すばらしい旅行になることを願っております。また、問題発生時や苦情は現地にて明確にして頂ければ、殆どがその場で解決出来る事ばかりです。

気候と服装

カンボジアでは年間を通して最高気温が30~35℃と毎日猛暑が続きます。1年中夏ではありますが、季節は乾季・雨季の2期に大きく分けることが出来ます。

乾季

3月~5月は最も暑い酷暑となりますが、
11月~2月の間は、ほとんど雨が降らず、気温も下がって日中でも過ごし易くなります。

雨季

6月~10月は昼間や夕方など、毎日ほぼ定刻に約2~3時間のスコールがあります。
1年を通して日本の夏服で問題ありませんが、特に乾期は防寒対策が必要です。交通機関やホテル、レストラン等ではエアコンの調整が効かない所があり、肌寒さを感じる事がありますので、夏風邪防止の為にも薄手の上着を用意しておくとよいでしょう。また、観光地では見学時直射日光をまともに受け、気温もかなり上昇する事がありますので、日傘、帽子、サングラス、汗拭きタオル等のご用意をお勧めします。

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服装制限のある場所

高級ホテルやレストラン

余りラフな格好ではなく、足元もサンダルではなく靴を履いた方が良いでしょう。入館を断られる場合がございます。

ゴルフ場

日本ほど服装は厳しくありません。但し、プレイ中の服装として、最低限襟付きシャツ(ポロシャツ等)が必要です。シューズは殆どのゴルフ場でスパイクものは禁止していますので、ソフトスパイクをご利用ください。

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通貨と両替

カンボジアではUSドルと現地通貨リエル(Riel)が利用されております。
USドルをお持ちいただくのが便利です。
現地通貨リエルへは両替は空港の銀行窓口、その出張所などで行えますが、
USドルが一般的に流通しておりますので、現地通貨リエルへ両替される必要はございません。
USドルで支払いの際に、お釣は現地通貨リエルで戻ってくることもございます。
また、硬貨が流通しておりませんので、1USドル以下のお釣りは現地通貨リエルで戻ってきます。

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カンボジアの習慣&マナー

カンボジア人へのマナー

仏教国ですので子供を除いて、男性・女性に関わらずカンボジア人に対してむやみに頭を撫でたり、触ったりする行為は控えるようお願いします。頭は体の中で最も大事な部分(仏教で最も高い位置にある)とされており、このような行為をした場合、相手に不快感を与え怒りを露にする場合があります。

飲料水

水道水は飲めません。ボトル入りの飲料水(ドリンキング・ウォーター)をご利用下さい。

カンボジアの祝祭日

 

01月01日 元旦
01月07日 解放記念日
02月中旬~03月上旬 万仏節(ミーク・ボーチア)
03月08日 国際婦人デー(婦人の日)
04月中旬 カンボジア正月
05月01日 メーデー
05月13~15日 シハモニ国王誕生日
04月下旬~05月中旬 仏陀生誕記念日(ヴィサック・ボーチア)
04月下旬~05月下旬 王室耕作際(田植え祭り)
06月01日 国際子供の日
6月18日 モニク前王妃誕生日
09月24日 憲法記念日
09月中旬~10月下旬 カンボジアお盆(プチュン・ベン)
10月15日 シハヌーク前国王哀悼の日
10月29日 シハモニ国王即位記念日
11月09日 独立記念日
10月下旬~12月上旬 水祭り
12月10日 国連人権記念日

僧侶へのマナー

カンボジア人は僧侶に深い敬意を払っています。修行の迷惑になるので、むやみにカメラを向けたり、話し掛けたりするのは止めましょう。また、女性が僧侶に触る行為は厳禁です。

チップ

チップは感謝の気持ちを示す為に渡します。観光地以外で露骨にチップを要求される事は殆どありませんが、場合に応じ感謝の気持ちとしてチップを渡すのもマナーです。

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カンボジアで発生する犯罪と予防策

置き引き

ホテルのビュッフェ形式の朝食時等、荷物を置いて席を立つ事はとても危険です。空港、観光地、市場では、必ずしっかりと荷物を持ち、置いて目を離す事のないよう、置き引きに注意して下さい。

スリ

財布は目立たないように持つ事が重要です。特に近寄ってくる物売りの前では、むやみに財布等は出さないで下さい。

セーフティーボックス荒らし

部屋にある暗証番号式のセーフティーボックスに貴重品を入れても、なぜか紛失してしまう事があります。これは推測されやすい暗証番号に設定した際に起こるトラブルです。暗証番号は『部屋番号』、『1234』など簡単な数字は使わないようご注意下さい。

麻薬

安易に麻薬に手を出すと当然ですが逮捕され、実刑となります。見つかれば重罪が課せられます。

野良犬・猫

観光地等で野良犬・猫がいても、皮膚病や狂犬病の感染率が高いですので、無闇に触らない様ご注意下さい。

バイクタクシー、トゥクトゥクドライバーとのトラブル

バイクタクシーや、トゥクトゥクは気軽で便利な乗り物ですが、料金交渉などでトラブルとなるケースが多く、また、片言の日本語で「遺跡観光をしてあげるから。」といってロクな案内もせずに、多額のチップを要求してくるケースなど、様々なトラブルが発生しています。
もし必要な場合は、ジャケットを着用したドライバー(通しナンバーの入ったジャケット着用の義務があります。)を探す、または宿泊ホテルできちんと呼んでもらうことをお勧めします。

遺跡内の偽ガイド

ガイドは必ず規定の制服とネームプレートの着用、IDの所持が義務づけられ、
遺跡の入り口でツーリストポリスが厳しく取り締まっていますが、遺跡内で気安く声をかけてくる人には、十分注意が必要です。遺跡観光される際は、ホテル、旅行会社などを通して、信頼のおけるガイドを雇われることをお勧めします。

歓楽街

深夜のパブ、バー、ディスコ等では犯罪に巻き込まれる可能性が高く、出来るだけ近づかないことが一番の安全策です。

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病気・怪我予防策

日焼け・日射病・熱射病

日差しがかなり強い為、過度の日焼けには十分ご注意下さい。焼きたい人でも日焼け止めを塗り、日の高い時間帯には日陰でお過ごし下さい。帽子や日傘で日射病は防げても、高い気温によって熱射病になる事があります。熱射病防止の為には十分な休養と水分と塩分の摂取が大切です。

怪我

傷は化膿し易いので絆創膏等での応急処置は確実に行って下さい。蚊に刺された痕をかいて化膿する事もあるので、なるべくかゆみ止めを持参される事をお勧めします。

下痢

不衛生と思われる店での食事は避け、レストラン以外では氷の入った飲み物を飲まれない事をお勧めします。唐辛子や大蒜等の刺激の強い料理を食べたり、エアコンの効きすぎで体が冷えた場合でも下痢になります。細菌が原因の下痢の場合は、日本から持参の薬では効かない事があるので、経過が良くない場合は医師に相談が必要です。

過労

旅先では思っているより緊張し疲れている事が多いので、体力を過信せずハードな予定は立てない様にしましょう。

風邪

常夏の国ですが、エアコンの効き過ぎ、扇風機の風やクルーズ船で川風に当たり過ぎた場合、その他過労や体力の消耗等で、風邪を引きやすい環境にあります。

健康管理

気温・湿度が高いので、体調に十分留意し、異常を感じたら早めに休む事が必要です。カンボジアで流行する伝染病には、マラリア、デング熱、コレラ、赤痢等がありますが、都市周辺では殆ど感染する事はありません。予防接種はA型肝炎、破傷風、狂犬病、日本脳炎等が有効です。

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出国時のご案内

時間

航空便出発時刻の2時間前には空港に到着される事をお勧め致します。

必要なもの

 

  1. パスポート
  2. 航空券

 

出国手順

 

  1. チェックイン(搭乗手続き)

    チェックインカウンターでパスポートと航空券を提示し、荷物を預け、搭乗券とクレームタグ(荷物引換証)をお受け取り下さい。

  2. 出国審査

    出国審査はいたって簡単です。出国カードはパスポートに留められているので、搭乗券とパスポートを提出するだけで終了します。

  3. 手荷物検査

    手荷物検査とボディーチェックを受けて下さい。

  4. 空港ロビー

    デューティーフリーや軽食も取れるコーヒーショップもあります。
    自分の便がアナウンスされたら、搭乗券に記載されたゲートへお進み下さい。

  5. 搭乗

 

日本への持込免税範囲

 

酒類 3本(1本760㏄程度のもの)
煙草 紙巻なら200本、葉巻なら50本、その他なら250g
日本製煙草は上記とは別に紙巻200本まで免税
※例:マルボロ200本とマイルドセブン200本なら免税
香水 2オンス(約56ml)
※オーデコロン、オードトワレは含まれません
その他 1品目毎の海外市価の合計額が1万円以下のもの
※例:1コ1,000円のチョコレート9コや1本5,000円のネクタイ2本は免税
  • 上記を除く品物の海外市価の合計額20万円まで。
  • 合計額が20万円を超える場合には、20万円以内におさまる品物が免税になり、その残りの品物に課税されます。1個で20万円を超える品物、例えば25万円のバッグは25万円の全額について課税されます。
  • 『海外市価』とは、外国における通常の小売購入価格のことをいいます。なお、円貨換算は定められた公示レートにより行われます。

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安全情報

治安は比較的安定しておりますが、長年の内戦の結果、多数の銃器が未だにあるのも事実です。 殺人、強盗等の凶悪犯罪は人口比で日本の数倍発生しており、睡眠薬強盗や盗難等の被害に遭われ、大使館などに相談される方も後を絶ちません。
夜間の外出の際はバイクタクシーなどは避け、ホテルで手配した信頼できる車を利用する、繁華街などでは手荷物に十分注意するという海外旅行で基本的な自己管理は行ってください。
ご出発前は外務省の海外危険情報もご参考にして十分注意していらして下さい。

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いざというとき役立つTELリスト

在カンボジア日本大使館

Tel: 023-217-161(平日のみ受付。)
緊急連絡先(平日夜間及び休館日:016-816-911)

シェムリアップ ツーリストポリス

Tel: 012-402-424

ロイヤルアンコールインターナショナル病院

Tel: 063-761-888/012-235-888

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