
【シンガポール】ハラルとは?
ハラル=食事だけじゃない!
シンガポールやマレーシアでは、「ハラル(Halal)」という言葉やロゴをよく目にします。「ハラル=豚肉やアルコールを避ける食事」と思われがちですが、実はその意味はもっと広く、文化的・宗教的な配慮がたくさん含まれています。
ホーカーセンターの食器返却口も「ハラル」と「ノンハラル」に分かれている
シンガポールで多くの人が訪れるホーカーセンターですが、実は訪れる前に知っておくべき注意点があります。ホーカーセンターでは食後に食器を自分で返却することが義務付けられており(トレイ、食器、食べ残し、ティッシュなども自分で片付ける必要があります。違反すると罰金が科されることも)、返却口が「HALAL(ハラル)」と「NON-HALAL(ノンハラル)」に分かれていることに気をつけなければならないのです。
なぜこれが重要なのかというと、イスラム教徒は豚肉を食べた食器を使うことができません。また、ノンハラルの食器を洗ったスポンジで他の食器を洗うと、それらすべてがハラルではなくなってしまいます。さらに、自分が豚肉料理を食べていない場合でも、そのお店がノンハラルの食事を提供している場合、その食器もノンハラルと見なされるので、食事を購入したお店がハラルかどうか気を付けて見てみてくださいね!
キューピーちゃんのロゴが変更されている理由
シンガポールやマレーシアでは、日本でおなじみのキユーピーマヨネーズのロゴが違います。イスラム教では、偶像崇拝が禁じられているため、キユーピーちゃんのようなキャラクターが問題視されることがあります。そのため、ロゴのデザインが変更され、上半身だけのシンプルなデザインにされているのです。
歯磨き粉やシャンプーにも「ハラル認証」
ハラルの概念は食品だけにとどまりません。スーパーマーケットでは、歯磨き粉やシャンプーなどの日用品にもハラル認証マークがついている商品があります。これは、その製品がイスラム教の教えに沿った方法で作られていることを示しています。
なんと賭け事も駄目
実は、イスラム教では賭け事(ギャンブル)も禁止されています。運に頼る行為や他者の損失から利益を得る行為は避けるべきだとされているためです。シンガポールにはカジノが2か所ありますが、イスラム教徒にとっては宗教的にNGな行為なのです。
こうした文化的な配慮を知っておくと、さらに楽しく快適に過ごせること間違いなしです!旅行を通じて、異文化への理解が深まるとともに、現地の人々の習慣を尊重できることも素敵な体験ですよね。
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