現地ではほんの少しの気遣いを…

異国の地での滞在は、日本では考えられない事や、思いもよらないトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。しかし、殆どの場合ほんの少し気をつけていれば、防げることばかります。日本の常識が通用しないギャップは間違いなくあります。
タイのマナーや習慣等にほんの少し気を遣い、是非すばらしい旅行になることを願っております。また、問題発生時や苦情は現地にて明確にして頂ければ、殆どがその場で解決出来る事ばかりです。

旅行代金

タイでは年間を通して最高気温が30~35℃と毎日猛暑が続きます。1年中夏ではありますが、季節は乾期・暑期・雨季の3期に大きく分けることが出来ます。

乾期

11月~2月の間は、ほとんど雨が降らず、気温も下がって日中でも過ごし易くなります。夜は肌寒い事もあり、北部山岳地帯では最低気温が0℃近くになる事もあります。

暑期

3月~6月は気温が40℃近くまで上昇し、夜になっても下がらない真夏日状態が続きます。雨は時間に関係なくスコール的に降り、湿度かなり高まります。

雨季

7月~10月はほぼ毎日ぐずついた天気で、雨季の終わりごろは雨が終日・連日降り続きます。
1年を通して日本の夏服で問題ありませんが、特に乾期は防寒対策が必要です。交通機関やホテル、レストラン等ではエアコンの調整が効かない所があり、肌寒さを感じる事がありますので、夏風邪防止の為にも薄手の上着を用意しておくとよいでしょう。また、観光地(特にアユタヤ)では見学時直射日光をまともに受け、気温もかなり上昇する事がありますので、日傘、帽子、サングラス、汗拭きタオル等のご用意をお勧めします。

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服装制限のある場所

王宮・エメラルド寺院 & バンパイン宮殿

露出度の高い服装(上は半袖もしくは長袖、下は踝が隠れるものはOK)及び、踵の付いていないサンダル(ビーチサンダル等)履きでは入れません。

高級ホテルやレストラン

余りラフな格好ではなく、足元もサンダルではなく靴を履いた方が良いでしょう。入館を断られる場合がございます。

ゴルフ場

タイには世界的に有名なトーナメントを開催する名門ゴルフ場もありますが、日本ほど服装は厳しくありません。但し、プレイ中の服装として、最低限襟付きシャツ(ポロシャツ等)が必要です。シューズは殆どのゴルフ場でスパイクものは禁止していますので、ソフトスパイクをご利用ください。

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通貨と両替

タイの物価の目安  
タバコ(マルボロ) 約75バーツ
缶コーラ(330ml) 約13バーツ
ドリンキング・ウォーター(1ℓ) 約10~20バーツ

タイでの両替は銀行窓口、その出張所、ホテル等で行えます。ホテルはレートが余りよくない為、銀行窓口かその出張両替所で両替する事をお勧めします。銀行出張所は市内・繁華街で手軽に利用出来ます。『EXCHANGE』と書かれた看板が目印です。

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タイの習慣&マナー

国民の意識

王国であるタイには王室不敬罪があります。国王の写真や国旗にも敬意を持って接しましょう。国歌が流れている時は起立あるいは静止して聞き入るのがマナーです。

喫煙

タイには『公共性のある場所での室内禁煙法』条例があります。禁煙となる場所での条例違反は2,000バーツの罰金が定められています。一般的に喫煙禁止場所は、公共のエアコンがある室内全域となっています (レストラン、ショッピングセンター、ホテル(ホテルによって喫煙可能な場所もあり)、ホテル内レストラン(個室を含む)、映画館など…)。また、公共性のある室外(公園、学校、駅、バス停等)も禁煙場所となっておりますので、お気をつけください。

タイ人へのマナー

子供を除いて、男性・女性に関わらずタイ人に対してむやみに頭を撫でたり、触ったりする行為は控えるようお願いします。頭は体の中で最も大事な部分(仏教で最も高い位置にある)とされており、このような行為をした場合、相手に不快感を与え怒りを露にする場合があります。

飲料水

水道水は飲めません。ボトル入りの飲料水(ドリンキング・ウォーター)をご利用下さい。

タイの祝祭日

01月01日 元旦
01月下旬~2月上旬 中国旧正月
02月中旬~3月上旬 万仏節
04月06日 チャックリー王朝記念日
04月13日~15日 ソンクラーン祭り
05月01日 メーデー
05月05日 国王即位記念日
05月中旬~6月上旬 仏誕節
08月12日 王妃誕生日
10月23日 チュラロンコーン大王記念日
12月05日 国王誕生日
12月10日 憲法記念日
12月31日 大晦日

僧侶へのマナー

タイの人達は僧侶に深い敬意を払っています。修行の迷惑になるので、むやみにカメラを向けたり、話し掛けたりするのは止めましょう。また、女性が僧侶に触る行為は厳禁です。

チップ

チップは感謝の気持ちを示す為に渡します。タイでは観光地以外で露骨にチップを要求される事は殆どありませんが、場合に応じ感謝の気持ちとして小銭を渡すのもマナーです。

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タイで多発している犯罪と予防策

置き引き

ホテルのビュッフェ形式の朝食時等、荷物を置いて席を立つ事はとても危険です。空港、観光地、市場やデパートでは、必ずしっかりと荷物を持ち、置いて目を離す事のないよう、置き引きに注意して下さい。

スリ

財布は目立たないように持つ事が重要です。特に近寄ってくる物売りの前では、むやみに財布等は出さないで下さい。

セーフティーボックス荒らし

部屋にある暗証番号式のセーフティーボックスに貴重品を入れても、なぜか紛失してしまう事があります。これは推測されやすい暗証番号に設定した際に起こるトラブルです。暗証番号は『部屋番号』、『1234』など簡単な数字は使わないようご注意下さい。

麻薬

安易に麻薬に手を出すと当然ですが逮捕され、実刑となります(麻薬に関しての罰則は日本より遥かに厳しいです)。見つかれば重罪が課せられます。

野良犬・猫

観光地等で野良犬・猫がいても、皮膚病や狂犬病の感染率が高いですので、無闇に触らない様ご注意下さい。

にせ警官

『我々は警察のもの。今取り締まりをしており、所持品の検査をする』と巧みな英語で話しかけ、検査している間に貴重品を盗む手口です。私服で取締りをする警察官はタイにはおりません。

にせ従業員

レストランの入り口付近におり、お客様が入店しようとすると案内をします。席に着くと片言の日本語で注文を取り始め、ここは先払いと言い、集金後姿をくらまします。食後レストランから再度の請求が来る事になります。タイではファーストフード、コーヒーシップ以外は、基本的に後払いですのでご注意下さい。

宝石詐欺

観光地付近で『今日はお寺は休みだ』、『あなたはラッキー』、『今日がバーゲンの最終日』等と口車に乗せて、二束三文の宝石や質の悪い洋服等を売りつける事件が多発しています。声をかけて近づくタイ人の話は信用しないで下さい。

歓楽街

深夜、パブ、バー、ディスコやマーケット等では犯罪に巻き込まれる可能性が高く、出来るだけ近づかないことが一番の安全策です。

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病気・怪我予防策

日焼け・日射病・熱射病

日差しがかなり強い為、過度の日焼けには十分ご注意下さい。焼きたい人でも日焼け止めを塗り、日の高い時間帯には日陰でお過ごし下さい。帽子や日傘で日射病は防げても、高い気温によって熱射病になる事があります。熱射病防止の為には十分な休養と水分と塩分の摂取が大切です。

怪我

傷は化膿し易いので絆創膏等での応急処置は確実に行って下さい。蚊に刺された痕をかいて化膿する事もあるので、なるべくかゆみ止めを持参される事をお勧めします。

下痢

不衛生と思われる店での食事は避け、レストラン以外では氷の入った飲み物を飲まれない事をお勧めします。唐辛子や大蒜等の刺激の強い料理を食べたり、エアコンの効きすぎで体が冷えた場合でも下痢になります。細菌が原因の下痢の場合は、日本から持参の薬では効かない事があるので、経過が良くない場合は医師に相談が必要です。

過労

旅先では思っているより緊張し疲れている事が多いので、体力を過信せずハードな予定は立てない様にしましょう。

風邪

タイは常夏の国ですが、エアコンの効き過ぎ、扇風機の風やクルーズ船で川風に当たり過ぎた場合、その他過労や体力の消耗等で、風邪を引きやすい環境にあります。

健康管理

気温・湿度が高いので、体調に十分留意し、異常を感じたら早めに休む事が必要です。タイで流行する伝染病には、マラリア、デング熱、コレラ、赤痢等がありますが、大都市周辺では殆ど感染する事はありません。予防接種はA型肝炎、破傷風、狂犬病、日本脳炎等が有効です。

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出国時のご案内

時間

航空便出発時刻の2時間前には空港に到着される事をお勧め致します。タイの特別な行事等に当たる日、大雨の日等は大変な渋滞が予想されますので、早めにバンコク市内を出発しましょう(目安は航空便出発時刻の3時間前です)。

必要なもの

 

  1. パスポート
  2. 航空券

 

出国手順

 

  1. チェックイン(搭乗手続き)

    チェックインカウンターでパスポートと航空券を提示し、荷物を預け、搭乗券とクレームタグ(荷物引換証)をお受け取り下さい。

  2. 出国審査

    出国審査はいたって簡単です。出国カードはパスポートに留められているので、搭乗券とパスポートを提出するだけで終了します。

  3. 空港ロビー

    搭乗開始までに、VAT(付加価値税)の払い戻しやバンコク市内免税店で購入の品物のピックアップをお済ませになり、自分の便がアナウンスされたら、搭乗券に記載されたゲートへお進み下さい。

  4. 手荷物検査

    手荷物検査とボディーチェックを受けて下さい。

  5. 出発ロビー

    搭乗が開始される迄、椅子に座ってお待ち下さい。

  6. 搭乗

 

付加価値税還元制度

『VAT REFUND』と印のある1加盟店で、合計5,000バーツ以上の商品を購入されました場合は、付加価値税(VAT)の払い戻しが行われております。チェックイン後、手続オフィスにて商品の提示が必要になりますので、購入した品物を予め手荷物としてご用意下さい(払戻金の受け取りは、出国審査通過後の免税店と同じ並びにあります)。

免税品の受け取り場所

バンコク市内免税店にてご購入の商品の受け取り場所は、空港内ピックアップカウンターとなります。当カウンターは出国審査の先に位置しております。当カウンターにて領収書をご提示の上、ご購入商品をお受け取り下さい。尚、万が一ご購入商品を受け取らないまま帰国された場合、第三者の受け取り代行は出来ませんので、ご注意下さい。

空港免税店

24時間営業しております。

日本への持込免税範囲

酒類 3本(1本760㏄程度のもの)
煙草 紙巻なら200本、葉巻なら50本、その他なら250g
日本製煙草は上記とは別に紙巻200本まで免税
※例:マルボロ200本とマイルドセブン200本なら免税
香水 2オンス(約56ml)
※オーデコロン、オードトワレは含まれません
その他 1品目毎の海外市価の合計額が1万円以下のもの
※例:1コ1,000円のチョコレート9コや1本5,000円のネクタイ2本は免税

日本への持込免税範囲

  • 上記を除く品物の海外市価の合計額20万円まで。
  • 合計額が20万円を超える場合には、20万円以内におさまる品物が免税になり、その残りの品物に課税されます。1個で20万円を超える品物、例えば25万円のバッグは25万円の全額について課税されます。
  • 『海外市価』とは、外国における通常の小売購入価格のことをいいます。なお、円貨換算は定められた公示レートにより行われます。

再両替

バーツが余った場合は、空港にて再両替が可能です。但し、日本円のお札での受け取りとなりコインでは戻りません。端数が出た場合はバーツが端数分戻されます。出国審査後も銀行出張所にて可能です。

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安全情報

タイは「微笑みの国」、バンコクは「天使の都」と言われ、安全な国というイメージがありますが、殺人、強盗等の凶悪犯罪は人口比で日本の数倍発生しており、睡眠薬強盗や盗難等の被害に遭われ、大使館などに相談される方も後を絶ちません。
バンコクでは、日本人観光客を対象とした、睡眠薬強盗が週に1件の割合で、宝石・洋服詐欺被害は3日に1件、窃盗被害(ホテルでの盗難も含む)は2日に1件の割合で発生しています。旅券の盗難・紛失は1日に2件以上の割合で発生しています。有名観光スポットで親しげに声を掛けてくる人を相手にしますと、睡眠薬強盗、いかさま賭博、宝石・洋服詐欺等の被害に発展する可能性がありますので、特に注意が必要です。また、テロ事件や不測の事態に巻き込まれる事のないよう、ディスコ、クラブ、バー等欧米人をはじめ多数の人の集まる場所や公共施設の近く等に立ち入る際には、安全確保に十分注意を払い、その他行動にも十分ご注意下さい。

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いざというとき役立つTELリスト

在タイ日本大使館領事部邦人保護課

Tel: 0-2207-8502/0-2696-3002(平日のみ受付。週末・祝日は音声で応答)

ツーリストポリス

Tel: 1155(24時間受付、年中無休) 0-2668-7173(日本語対応可)
観光客のトラブルは、一般警察よりツーリストポリスの方が対応が良いです。

病院(バンコク国際病院)

Tel: 0-2310-3257/0-89814-3000

消防署

Tel: 199

クレジットカードの紛失時など

AMEX Tel: 0-2273-0022
DINERS Tel: 0-2238-3660
JCB Tel: 0-2631-1940 (日本語対応)
VISA Tel: 001-800-441-1255 (日本語フリーダイアル)
MASTER Tel: 001-800-118-870-663 (フリーダイアル)

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