インドネシアのブリトゥン島が世界ジオパークに認定されました！【インドネシア・観光情報】
この度インドネシアのブリトゥン島が世界ジオパークに認定されました！
みなさん、ジオパークはご存知でしょうか？
ジオパークという言葉を初めて目にする方もいらっしゃるかもしれません。
ということで、今回はジオパークについてまとめてみました。
ジオパークとは？
地球科学的な価値を持つ遺産を保全し、教育やツーリズムに活用しながら、持続可能な開発を進める地域認定プログラムです。
ジオパークの活動の主な3つ
- 保全（conservation） – 大地の遺産を保全する。
- 教育（education） – 大地の遺産を教育に役立てる。
- ジオツーリズム（geotourism） – 大地の遺産を楽しむジオツーリズムを推進し、地域の経済を持続的な形で活性化する。
地域が「ジオパーク」と名乗るには、ジオパークネットワークに加盟するための審査および認定を受ける必要があります。また、4年に1回、現地審査を含む再認定審査があり、加盟認定が取り消される場合もあるのです。
世界ジオパークネットワーク（英語版）（GGN）の審査を受けて同ネットワークへの加盟を認定されているジオパークを、世界ジオパークと定められます。これは国際連合教育科学文化機関（ユネスコ）の正式事業となります。
【参考】
フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』ジオパーク
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AF
ブリトゥン島とは？
インドネシアの西部、スマトラ島とカリマンタン島の間のカリマタ海峡にある島。面積は4,833km2。人口は約160,000人程。島内最大の町はタンジュンパンダンで、島は熱帯雨林に覆われています。
ブリトゥン島へのアクセス方法ですが、ブリトゥン島にあるタンジュンパンダン空港行きのフライトは毎日ジャカルタより運航しています。飛行時間は約45分となります。
今回世界ジオパークに認定されたのはタンジュンクラヤンや熱帯雨林など17カ所となります。
ブリトゥン島は大ヒット映画「ラスカル・プランギ（虹の兵士たち）」（2008年公開）の舞台となった場所として知られており、ジャカルタやシンガポールなどからも近い観光エリアとして開発が進められてきました。
日本人にはまだ馴染みがないブリトゥン島ですが、インドネシアのローカルの間では人気の観光スポットとなります。
インドネシアにあるその他のジオパーク
- バトゥール・ジオパーク（バリ州バンリ県）
- セウ山ジオパーク（ジョクジャカルタ特別州、中部ジャワ州、東ジャワ州）
- リンジャニ・ロンボク・ジオパーク（西ヌサトゥンガラ州ロンボク島）
- チレトゥ・プラブハンラトゥ・ジオパーク（西ジャワ州スカブミ）
バリ島にあるバトゥール・ジオパークのご紹介！
インドネシアで一番最初に世界ジオパークに認定されたのがこちらのバトゥール・ジオパークです。バトゥール・ジオパークはバリ島の人気観光スポットの一つであるキンタマーニ地区にあります。こちらには博物館があり活火山や湖の成り立ちや生態系に関する展示をご覧頂くことができます。
バトゥール・ジオパークは、バトゥール山（1804〜2000年に計22回噴火）と、その南東側のバトゥール湖を取り囲む370.5平方キロの地域となります。バトゥール湖は、2万9千年前と2万年前に起きたバトゥール山の大噴火により形成された2つのカルデラ湖です。火砕流や溶岩流、噴気孔や温泉などの地熱現象など、様々な自然の姿を観察できます。
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