インドネシア

バリ島観光の中でも特に人気なのが「寺院巡り」。バリ島には20,000以上ものバリ・ヒンドゥー寺院が存在し、バリ島は「神々の住む島」としても大変有名ですよね。バリ・ヒンドゥー教とは、バリ土着の信仰とインド仏教やヒンドゥー教が習合した信仰体系で、バリ島の人口の9割を占めているのがこのバリ・ヒンドゥー教徒です。世界中から観光客が集まる人気ビーチリゾート地・バリ島ですが、バリ島旅行の際にはぜひ寺院も訪れてみてください！

【目次】
①寺院見学の際の注意点
①ブサキ寺院
②ウルワツ寺院
③タナロット寺院
④タマンアユン寺院
⑤ランプヤン寺院
⑥ティルタエンプル寺院
⑦ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
⑧ゴアラワ寺院

バリ島の人々にとって神聖な場所であるバリ・ヒンドゥー寺院。観光客に一般開放されている寺院の多くは、現在もバリ島の人々にとっては大変重要な寺院ばかりです。寺院内を見学する際にはいくつかのルールがありますのでご紹介します。

1. 肌の露出をしない
2. 帯と腰巻もしくは正装（ほとんどの寺院で腰巻の貸し出しがあります）
3. お祈りの人の邪魔をしない
4. 本殿に入らない
5. 生理中や出血のある人は入らない

バリ島東部、霊峰アグン山の麓にあり、バリヒンドゥー教の総本山で「母なる寺」と呼ばれています。複合寺院で、大小30もの寺院から成り、人々の信仰の中心的な存在です。中心となる寺院は、ヒンドゥー三大神であるシヴァ神を祀るプナタラン･アグン寺院 （Pura Penataran Agung）、ブラフマ神を祀るキドゥリン･クレテ寺院 （Pura Kiduling Kreteg）、ヴィシュヌ神を祀るバトゥ･マデ寺院 （Pura Batu Madeg）。南部リゾートエリアからは車で2時間から3時間半掛かるので、バリ島東部を回るツアーのご利用をおすすめします！

デンパサール空港から車で約2時間

バリ島南部バドゥン半島の南西、断崖の上に佇むバリ島6大寺院の一つ。ヒンドゥー教徒以外は本殿に入ることが出来ない神聖な寺院です。ウルワツ寺院といえばケチャックダンスも有名で、18時からケチャックダンスが始まり、サンセットの頃には水平線に落ちる夕日を眺めながらケチャックダンスのクライマックス！ 夕日に照らされたウルワツ寺院のシルエットが大変美しく、バリ島人気ナンバーワン観光地となっております。

デンパサール空港から車で約1時間

バリ島といえば…この景色！というくらい有名な寺院。海の上に浮かぶ岩の上に建てられており、満潮時には、寺院下の岩の部分が海水に浸り、まるで海に浮いているかのよう。 干潮時には、寺院まで歩いて渡ることができます。寺院の中に異教徒は入れませんが、寺院下の洞窟では僧侶が聖水を振りかけてくれ、額にお米を付けてくれます。その際、お布施が必要になりますので、用意しておくのが良いです。この寺院の1番の魅力は、タナロット寺院の後ろに沈む夕日。 オレンジ色に染まる海と寺院のシルエットは感動的です！

デンパサール空港から車で約1時間30分

ブサキ寺院に次いでバリ島で2番目に大きな寺院。周囲をぐるっと堀で囲まれています。 この寺院はバリ島一美しいと言われており、重ねられたメル（多重層（奇数）の塔）が特徴的。タマンアユンとは「美しい庭」という意味で、2012年に世界遺産にも登録されました。

デンパサール空港から車で約1時間30分

バリ島東部のスラヤ山の山頂、標高約1,000mの所にあり「天空の寺院」と呼ばれる寺院。 8つの寺院から成っています。「ランプヤン」の「ランプ」は「光」、「ヤン」はバリ・ヒンドゥー教の神「ヒャン・グニ・ジャヤ」を意味し、 ランプヤン寺院はこの神の光やエネルギーが満ちている場所と考えられている神聖な寺院です。 この寺院は、山頂にあり到達するまでに長い1,800段の石段を登る必要がありますが、一番の魅力は寺院から見下ろす壮大な景観です。

デンパサール空港から車で約3時間

ウブドの北、タンパクシリンにある寺院で「聖なる泉が湧く寺院」として大変有名です。伝説によるとこの寺院に湧く泉は962年に発見され、魔王マヤ・ダナワと戦ったインドラ神が、大地を杖で突き不老不死の水アメルタを湧きださせた場所とされています。寺院の外には、寺院内に湧く泉の水を引いた沐浴場があり、祭礼の時には多くのヒンドゥー教徒がここで沐浴（ムルカット・清めの沐浴）をしお祈りをします。沐浴をする観光客の姿も多く見られます。

デンパサール空港から車で約1時間40分

バリ島中部の高原地帯ブドゥグルにあるブラタン湖畔に佇む、美しい寺院です。湖の中に浮かぶように建てられた寺院のメル（多重塔）は、大変美しく、ガイドブック等の被写体としてよく目にします。寺院の近くにあるベジ（Beji)と呼ばれる小さな祠は観光客にはあまり知られていませんが、近隣の寺院のご神体がこの祠で禊をするくらい重要な祠で、強力なパワースポットとも言われています。

デンパサール空港から車で約2時間15分

バリ島東部にあるバリ島6大寺院の一つ。高僧ウンプ・クトゥランによって建立されたと言われており、建立は1007年にまで遡り歴史ある寺院です。寺院の奥には、数千羽のコウモリが棲む洞窟があります。この洞窟は、遠く北にあるバリ・ヒンドゥー教の総本山である ブサキ寺院 まで続いていると信じられており、亡くなった方の魂の通り道だと考えられています。

デンパサール空港から車で約1時間20分