
【バリ島 観光】湖に浮かぶ神秘の寺院~霧の中にたたずむ「ブラタン寺院」の静けさに癒されるひととき~
バリ島中部・標高1,200メートルの高原地帯にある「プラ・ウルン・ダヌ・ブラタン寺院(Pura Ulun Danu Bratan)」。
ブラタン湖のほとりに立つこの寺院は、水の女神デウィ・ダヌを祀る聖地として、地元の人々にとってとても大切な場所です。
プラ・ウルン・ダヌ・ブラタン寺院(Pura Ulun Danu Bratan)
到着後、チケットを購入します。
入場料は、大人IDR75,000、子ども(3歳から12歳以下)は、IDR50,000を支払います。
チケット購入後、チケットに記載してあるバーコードをかざして入場します。
この日は1日中雨で、霧が一面にたち込めていました。
寺院を目指して歩いていくと、目の前に堂々とそびえ立つ石造りの割れ門が現れます。
ここも撮影スポットとして人気があり、撮影待ちの人たちがたくさんいました。
門をくぐった反対側からの割れ門も迫力があります。
「ブラタン湖に浮かぶ美しい寺院」として知られるウルン・ダヌ・ブラタン寺院ですが、敷地内にはそれぞれ役割の異なる3つの寺院があります。
① プラ・プナタラン・アグン(Pura Penataran Agung)
この寺院では、ヒンドゥーの最高神「トリムルティ(三大神)」に祈りが捧げられます。トリムルティとは、創造の神ブラフマ、維持の神ヴィシュヌ、破壊の神シヴァのこと。宗教儀式の中心地として、多くの参拝者が集まる場所です。
本来は儀式が行われる神聖な場所のため、観光客は中に入ることはできませんが、美しい石の門や祠(ほこら)は、横の通路からでもしっかり見ることができます。
立派なメルー(重層屋根の塔)や祈りのための建築が並ぶ光景は、まさに「神々が宿る場所」という雰囲気。そっとシャッターを切りたくなる、そんな空気が漂っています。
② プラ・ウルン・ダヌ・ブラタン(Pura Ulun Danu Bratan)
この寺院こそが、よく写真に登場する「湖に浮かぶ寺院」。ここには農業や水を司る女神「デウィ・ダヌ」が祀られており、バリ島全体の水源を守る場所とされています。
霧に包まれる姿は神秘的でした。
霧がたち込めていても変わらず、撮影スポットとして人気でした。
③ プラ・トゥラガ・アユ(Pura Taman Beji )
この寺院は主に沐浴や浄化の儀式を行うための場所として使われてきました。現在も、特別な日の儀式には地元の人々が訪れます。
このように、ブラタン寺院は、撮影スポットとしてだけでなく、バリの「水と祈り」の文化を体験できます。
ゆったりと参拝しながら写真を撮ったり、3つの寺院をめぐる場合は、約1〜1.5時間が目安です。朝や午後には霧が立ち込めることもありますが、湖と霧が織りなすその幻想的な光景もまた、ここならではの美しさ。ぜひ訪れてみてください。
プラ・ウルン・ダヌ・ブラタン寺院(Pura Ulun Danu Bratan)
住所:Danau Beratan, Candikuning, Baturiti, Tabanan Regency, Bali 82191
営業時間:07:00~19:00