【メダン温泉?の旅7最終話】トモッ村1

こんにちは、あすかです。
長々と続いていたメダンのお話ですが、とうとう最終話を迎えることになりそうです。

 

今までの旅はこちらから
1. ここは行きたい、カローナ温泉    →2. 活火山シナブンとグンダリン展望台
3. 絶景のテレ展望台          →4. レイクビューが最高なサウリナリゾート
5. 湯加減サイコー、パングルラン温泉  →6. バタック族の王の村アンバリータ

 

最後は、日本人にはなんとも発音が難しいトモッ村の案内です。
なんで小さい「っ」で終わるかなぁ…
なかなか正しい発音が出来なくて、ガイドさんに何度も練習させられました。
そんなトモッ村ですが、観光の目玉はココ。

 


ちょこちょこ出てくる私のガイドさん。
「ココ!」とか言いながら、写真で伝わらなくてスミマセン…
バタック族の王の一族の墓地です。
前回もバタック族の王の村でしたが、この時代、王は至るところにおりました。
今でいうと部族長みたい感じです。
なので、このお墓は前回のブログの王とは別のお墓になります。


一番奥の大きな棺が王の墓、手前はその家族のお墓や子孫のお墓です。
面白いのが、右側のちょっとだけ写っているエンジ色のお墓、

これがそのお墓です。十字架が入ってます。
そう、このバタック族の子孫はその後キリスト教に改宗したんですね。

インドネシアはイスラム教国家ですが、
実はスマトラ周辺はイスラム教よりもキリスト教の方が多いらしいです。
オランダ植民地時代が終わった後も、このスマトラの辺りはオランダ人が多く残り、
その名残でキリスト教が増えたということでした。
とはいえバタック族の習慣も続いており、
例えば、この辺りは現在でも呪術師さんがおり、黒魔術なるものが続いているそうです。
呪術の中には「好きな人に自分を好きにさせる方法」という
小学生のおまじないのような、かわいらし~いものもあるようですが、
憎い人を呪い殺すというような術も、現在の呪術師さんに引き継がれているようです…

ここでお墓に戻って…

これが正面から見た王の墓です。
上の顔見てください。うっすら赤味がさしていますが、
昔はお墓全体がもっと濃い赤だったらしいです。
年月とともに薄れていってしまったのですが、この赤い色、人間の血だそうです。
バタック族にとって、死んだ人は赤ちゃんのように無防備になるそうで、
人間の血を塗ることで、悪霊や悪いモノから守ってくれるという意味があるそうです。

タイトルで最終話って書いたけど、
まさかお墓の話でこんな長々となるとは思っていなかったので、
トモッ村で訪ねたもう一つの場所はまた次回です!

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Tomb of King Sidabutar
住所:Jl. Pulau Samosir, Tomok, Simanindo, Kabupaten Samosir, Sumatera Utara 22395