世界一エコな学校 ― Green School Bali 視察レポート|バリ島インターンシップ体験

こんにちは!バリ島でインターンシップ中のみさきです。
今回の記事では、バリ島ウブド近郊のジャングルに囲まれたインターナショナルスクール、Green School Bali を視察した様子をご紹介します!
以前から名前は耳にしていたものの、実際に訪れるのは今回が初めてでした。自然と一体となったキャンパスや取り組みを自分の目で見ることができ、とても貴重で刺激的な時間となりました。
「世界一エコな学校」とも称されるグリーンスクールは、持続可能性を超えて、世界をより良く“再生”していく人材を育てることを理念に掲げる国際学校です。
2006年、創設者のジョン&シンシア・ハーディ夫妻が、「自分たちの子どもを通わせたい学校をバリにつくる」という思いから構想。環境問題への危機意識をきっかけに設立を決意し、2008年に90名の生徒で開校しました。

ジャングルと田園風景の中に誕生した竹建築のキャンパスは、現在では約500名以上が学ぶ学校へと成長し、世界各地に広がる“Green School”のモデルとなっています。
竹を使った開放的な校舎や自然エネルギーの活用、敷地内での有機農業など、自給自足を意識した仕組みづくりを実践している点が大きな特徴です。
子どもたちは教室で学ぶだけでなく、畑づくりや建築、起業プロジェクトなどに実際に取り組みながら学びます。こうした体験型・プロジェクト型学習を通して、知識の習得にとどまらず、自然と共生する力や、社会に働きかける行動力を育んでいます。
駐車場から学校の入口までは長いアプローチが続いており、歩きながら、グリーンスクールがいかに広大な敷地を有しているかを実感しました。45000平方メートルと、東京ドームとほぼ同じ敷地面積だそうです。

途中に広がるグラウンドでは、子どもたちがのびのびとフリスビーを楽しんでおり、自然の中で自由に体を動かす姿がとても印象的でした。
ちょうど保護者の迎えの時間帯でもあり、多くの子どもたちがバイクではなく自転車で帰宅していたのも心に残っています。環境への配慮が特別な取り組みとしてではなく、日常の風景の中に自然と溶け込んでいることを感じさせる光景でした。
さらに、周辺にはいくつかのカフェがあり、迎えを待つ保護者と思われる方々がコーヒーを片手に仕事をしている様子も見られました。
入口には防犯カメラが設置され、セキュリティーガードも常駐していました。自然に囲まれた開放的な学校でありながら、安全面への配慮が徹底されていることがうかがえます。
入口で担当のスタッフの方と合流し、校内へ案内していただきました。
入場の際には許可証を首から下げる仕組みになっており、ゲスト、保護者、ツアー参加者など立場ごとに異なるアルファベットが記載されていました。誰がどの目的で滞在しているのかが一目で分かるようになっています。

一番最初に衝撃を受けたのが、お手洗いです。
水を使わず、排せつ物を微生物の力で自然分解させるコンポスト型のトイレを採用しています。水で流す代わりに、おがくずのようなものを、上からかけます。
排水による汚染を出さず、有機分解のプロセスを活用する100%ナチュラルな処理方法で、年間最大約60,000リットルの水を節約できると記載されていました。


教室見学で印象的だったのは、竹でできた机や椅子です。
建物だけでなく、日常的に使う家具にも自然素材が取り入れられており、空間全体がやわらかく、あたたかい雰囲気に包まれていました。


また、校舎内の壁には生徒たちが授業で制作したと思われるポスターやプロジェクト成果が数多く掲示されていました。環境問題や社会課題をテーマにしたものも多く、専門的で非常にレベルの高い内容のものもあり、思わず足を止めて読んでしまいました。
単に知識を与えられるのではなく、子どもたちが主体となって、調べ、考え、まとめている様子が伝わってきました。

さらに、教室のすぐ横には畑が広がっている場所もありました。学びと自然が地続きになっている環境はとても象徴的で、「教室の中」だけで完結しない教育のあり方を体感しました。
Green School Bali の中で特に印象的な建物は、学校の象徴ともいえる「Heart of School(ハート・オブ・スクール)」です。

まさに学校の“心臓部”と呼ぶにふさわしい存在で、ここでは集会やプレゼンテーション、パフォーマンス、保護者向けイベントなどが行われ、日々の学びとコミュニティをつなぐハブとなっています。
建物には約2,500本以上の竹が使われているといわれており、そのスケールにまず圧倒されます。
また、壁で閉ざされた空間ではなく、自然の風が通り抜ける開放的な設計も印象的でした。建物そのものが「自然と共に学ぶ」という理念を体現していました。

Green School Bali では、事前予約をすれば一般の方もキャンパスツアーに参加することができます。(使用言語は英語)
ツアーでは、実際の学習スペースや生徒たちのプロジェクト展示、ジャングルに囲まれた敷地内の様子を見学できるほか、「Green School Way」と呼ばれる教育理念や学校の歴史についても紹介してもらえます。
ツアー実施スケジュール
・毎週 火曜日・木曜日
・通常期間:15:30開始(約1時間)
・学校休暇期間中:10:30開始
※予約前にスクールカレンダーを確認し、休暇期間か通常授業期間かをチェックする必要があります。
定員・参加費について
各回の定員は最大35名で、ガイド1名につき10名までの少人数制です。そのため、必ず事前予約が必要となります。
参加費はすべて、生徒たち(Young Changemakers)とそのプロジェクト支援に充てられます。キャンセルによる返金はありません。
Green Campは、自然豊かな環境の中で、持続可能な暮らしや環境問題について“体験を通して学ぶ”ことを目的としています。見学だけでなく、実際にグリーンスクールの理念に基づいた学びを体験してみたいという方におすすめのプログラムです!
プログラムは、家族向け・子ども/若者向け・学校団体向けなど幅広く用意されており、3〜5日程度のファミリーキャンプから、1日〜数週間のユースキャンプまで、年齢や目的に合わせて選ぶことができます。
内容は、自然体験アクティビティ、チームビルディング、サステナビリティに関するワークショップなどが中心で、教室の中だけでは得られない実践的な学びが特徴です。
詳細はグリーンスクールの公式ホームページから確認することができるので気になった方はぜひチェックしてみて下さい!
記事の作成者/みさき
![]() |
大学を休学して1年間インドネシアに滞在している、東南アジアが大好きな大学生! |

