次世代の生き方を学ぶ:Earth Company視察レポート|バリ島インターンシップ体験

こんにちは!バリ島でインターンシップ中のみさきです。
今回は、バリ島ウブドの美しい自然の中に位置する、次世代型エコビラ「Mana Earthly Paradise」を併設するNGO「Earth Company」へ視察に行ってきました。
到着後、まずは運営スタッフの方に、団体のビジョンや「Mana Earthly Paradise」の運営背景について、施設内に設置されたパネルを基に詳しくお話を伺いました。

Earth Companyは、日本とインドネシアを拠点に活動し、数々の受賞歴を持つ社会的企業・NGOです。人類が発展を追求する過程で生み出し、未来を脅かしている社会・環境課題に対し、「私たちは手遅れになる前に未来を救える最後の世代である」という強い危機感を持って活動しています。
彼らの目的は、単なる現状維持(サステナビリティ)を超え、地球上のすべての命のために「再生的な未来(Regenerative Futures)」を創造すること。まさに、バリ島から世界へ向けて新しい生き方のモデルを発信している団体です。
「Mana Kitchen」では、日本のスーパーフードとインドネシア料理を融合させた独自の料理を提供しています。開放的で風通しが良く、とても心地よい空間でした。

ここでは、敷地内のパーマカルチャーガーデンで大切に育てた野菜と、厳選されたオーガニック食材を使用しています。自家製の発酵食品をはじめとする栄養価の高い食材で、食を通じて、環境にもポジティブな影響を与えることを目指しているそうです。
今回はここで食事はしませんでしたが、機会があれば、ここで栽培された野菜をいただいてみたいなと感じました。

「Mana Market」は、ただのストアではなく「博物館のような場所」です。商品は以下の5つの基準で選ばれています。スタッフの方が、博物館のような場所を目指していると言っていた通り、見ているだけで学びがあるストアでした。
【5つの選定基準】
オーガニック/エコロジカル/社会的意識(エシカル)/地産地消/プラスチック削減
※レストランやマーケットは誰でも利用可能ですが、ヴィラや施設内の見学にはツアー予約が必要です。興味のある方はぜひツアーへの参加を検討してみてください!
次に、施設内を実際に案内していただきました。

ここはバリ島の伝統哲学「Tri Hita Karana(人・神・環境の調和)」を、現代の技術で再構築した「循環型デザインの実験場」です。
- エネルギー:照明の90%を太陽光発電で供給。
- 水:すべて雨水を集水・処理して循環利用。
- 廃棄物:生ゴミはすべて堆肥化し、ゴミの70〜80%をリサイクル。

この施設全体が、どう循環型のモデルになっているか、わかりやすく理解することができました。

目を引くのは、丸みを帯びた不思議な形の「アースバッグ・ヴィラ」です。土を詰めた袋を積み上げるこの工法は、建築のために木を一本も伐採していないそうです。
中に入ると、広々としていて、土壁のおかげか非常に涼しく快適な空間でした。

宿泊施設としては、男女別のドミトリーから、プライベートヴィラ、そして家族向けのファミリーヴィラまで多彩な選択肢が用意されており、訪れる人のスタイルに合わせて滞在することが可能です。中は広々として涼しい空間になっていました。
Manaは宿泊施設以上に「学びの場」としての機能を重視しています。開放的なクラスルームに加え、目の前の芝生で地面に直接座り、地球の鼓動を感じながら学ぶ屋外ワークショップなども行われているそうです。

自然の中で五感を使って学ぶスタイルは、ここならではの貴重な体験だと感じました。
他にも、ガーデンや子供の遊び場もありました。


Earth Companyは、社会課題の解決策を学び、実践する場として、多様な視察プログラムを提供しています。最小2人から参加が可能です。
期間:1日〜最大7日間までカスタマイズ可能。
言語:日本語・英語・インドネシア語に対応。
特徴:参加者の関心(文化・環境・アクティビティメイン・プレゼンテーションメインなど)に合わせて内容を柔軟に調整できる点が最大の魅力です。
1日ツアーの場合は施設の見学や、Manaが体現する循環型システムの解説がメイン、数日間の場合は、周辺施設へのエクスカーションが可能とのことです。
今回の視察を通して、Earth Companyは単に環境に配慮した施設というだけでなく、持続可能で再生的な未来のあり方を実際に体験しながら学べる場であると感じました。エネルギーや水、廃棄物の循環システム、自然素材を活かした建築、そして食や教育プログラムまでが一体となり、バリの哲学であるTri Hita Karanaの思想を現代的に実践している点が特に印象的でした。また、再度バリ島に来る機会があれば、ぜひここに宿泊したいと強く感じました。
バリ島を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください!
記事の作成者/みさき
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大学を休学して1年間インドネシアに滞在している、東南アジアが大好きな大学生! |

