【クアラルンプール発】知る人ぞ知る魅力の街、セレンバン

2025年01月11日

 

こんにちは!インターン生のともなです!

今回は人気を集めている街、セレンバンをご紹介します。
セレンバンは観光地としてあまり知られていませんが、日本人がほとんど行かない穴場スポットや美味しい食べ物がたくさんあります。クアラルンプールの都会の雰囲気とは違ったマレーシアの一面を感じられる街です。

※1リンギット=35円で換算(2025年1月時点)

セレンバン

 

基本情報

・セレンバンはヌグリスンビラン州の州都
・クアラルンプールから車で約45分南下したところに位置
・ヌグリスンビラン州にはインドネシアのスマトラ島から移民としてミナンカバウ族が来た歴史がある為、セレンバンの街にはミナンカバウの文化が残っている

 

クアラルンプールからの行き方

車の場合:クアラルンプールから約45分
電車の場合:KLセントラル駅からKTMコミュターで1時間半~2時間(片道料金:308円/RM8.80)
※電車の本数が約1時間に1本程度しかなくスピードもゆっくりなので、時間に余裕がある時にはゆっくり電車旅の良いかもしれません

 

セレンバンが人気になりつつある理由

好アクセスな立地

首都クアラルンプールまでは車で約45分で行ける為、セレンバンに居を構えながらクアラルンプールで働く人が増加しています。アクセスの良い郊外から通勤し家賃や生活費を抑え、子育てもしやすい環境で暮らすことができる為、セレンバンがベッドタウンとなり人口が増加しています。

 

マレーシアとシンガポールを結ぶ高速道が開通予定

国の経済成長を目標にしたマレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道が開通予定であり、その停車駅の1つがセレンバンになります。これによりクアラルンプールからセレンバン迄のアクセスが良くなり、さらに多くの人がセレンバンに来ることが期待されています。

 

開発が進んでいる

”Malaysia Vision Vally 2.0”と呼ばれるマレーシア政府主導のプロジェクトが進行中であり、これはマレーシアに世界的な大都市を作ることを目標にしています。このプロジェクトではヌグリスンビランの土地開発が進んでおり、企業の進出、工業地帯の形成、住宅建設が行われています。人口増加により新しいショッピングモールが出来たり、クアラルンプールにしかなかったお店がセレンバンにも出店するようになったりと、セレンバンに住む人の生活がより便利になっています。

 

 

おすすめセレンバンフード

シューパオ/燒包

ローカルの人にセレンバンといえば?と聞くと必ず出てくるのがシューパオ!外がサクサクに焼かれていて、中に甘辛いお肉のあんが入ったローカルスナックです。一度食べたらやみつきになる美味しさです!お店では焼きたてのシューパオを買うことが出来ます。箱に入れてくれるのでお土産にもピッタリです!

おすすめのお店Siew Pow Master は、1988年創業のシューパオ発祥のお店です。休日の朝には地元の人で行列ができ、お昼頃には売り切れが出るほどの人気店です。

 

ソトンミー/Sotong Mee

私がセレンバンの食べ物の中で一番好きなのがソトンミー。マレー語でソトンはイカ、ミーは麺を意味します。スープはとろみがあり、味がしっかりついていて美味しいです。

上に大きなイカとチャーシューが乗っています。このボリュームで、小315円(RM9)、大350円(RM10)で食べられるのには驚きです!私は小でも十分お腹いっぱいになります。都会ではなくローカルな場所だからこそ、安い値段でお腹いっぱい食べられます。

 

ビーフヌードル/Beef Noodle

ビーフヌードルはマレーシア全国各地で食べられていますが、セレンバンのビーフヌードルはスープではなくドライタイプで、とろみのあるタレとよく絡めていただきます!麺は太めの米粉麺で、もちもちした食感です。ピーナッツ、スライスされたやわらかい牛肉、お店によっては牛の腸も入っていることがあります。1杯350円(RM10)で頂けます!

地元の人は、ビーフヌードルと一緒にビーフボールといわれる牛肉の練り物も頼みます。ビーフヌードルのタレにビーフボールを絡めて食べるととても美味しいです。

おすすめのお店:Quinn Seremban Beef Noodle

 

セレンバンおすすめスポット

ヌグリスンビラン州立博物館/Negeri Sembilan State Museum

 

ヌグリスンビランはミナンカバウから移民が来た歴史があるため、博物館の建物もミナンカバウの伝統的な様式で作られています。屋根の左右が反りあがっている特徴的な形は水牛の角を表しています。上向きにとんがった大きな屋根は迫力があります!現在でもセレンバンの中心部から離れたエリアに行くと、この特徴的な形の屋根をした住宅があるそうです。

 

ミナンカバウ様式で建てられた住宅の模型がありました。中は仕切りがない構造で、横からのぞくと奥まで見えます。

 

ヌグリスンビラン州の伝統的な衣装。被り物は建物の屋根と同様で水牛の角をイメージしています。

 

マレーシアと日本の歴史を解説するエリアもありました。日本がマレーシアを占領していた時、ヌグリスンビランは3年半の間、日本軍の統治下におかれていました。

博物館内の説明はマレー語と英語で表記されています。博物館の隣に実際に中に入れるミナンカバウ建築の住居もあります!入場料は無料なので、ぜひヌグリスンビランの歴史を感じに訪れてみてください。

 

セレンバン レイクガーデン/Seremban Lake Garden

地元の人がリラックスするために使う憩いの場。早朝に行くと、ウォーキングやジョギングをしている人たち、太極拳をしている集団を見ました!セレンバンの地元の方たちの生活を垣間見ることができます。

また、このレイクガーデンの湖の歴史は1900年まで遡り、マレーシアで最も古い自然にできた湖の一つです。

 

ベンテンウォーク/Benteng Walk

セレンバンで有名なナイトマーケットです!ローカルフードが安く売られていて、買ってその場で食べられます。このナイトマーケットは毎日午後5時から開始し、地元の人で賑わっています。

近くにはカラフルな建物、ストリートアートがあり、写真スポットにピッタリです!観光地のように人がたくさんいないので、写真を撮るために待つ必要がなくスムーズに写真が撮れます。

 

レトロな雰囲気が街並みに残っています。ストリートアートは柱の裏など見つけにくい場所にもあるので、いろいろなアートを見つけるのを楽しむことができます!

 

 

古くからある警察署/Seremban Old Police Station

1927年に建てられた建物で、約20年間警察署として使われていました。現在は他のお店になっていますが、建物はそのまま約100年近く現存しています。セレンバンの建物は昔からそのままのものが多く、街全体で歴史を感じることができます。

 

最期に

今回は魅力あふれるセレンバンを紹介しました。クアラルンプールから車で約45分ほどで行けるので、日帰り旅行にも最適です。自然や古き良き建物、伝統を残しながらも発展をし続けるセレンバンに、是非行ってみて下さい!