
【クアラルンプール】働く ✕ 旅する 学べる体験ツアー「ジャングルスクール」
「生きる力」を育む
マレーシア・セランゴール州にある「ジャングルスクール・ゴンバック(Jungle School Gombak)」は、豊かな熱帯雨林の中で子どもたちが学ぶ、ユニークな野外教育プログラムを提供しています。
都市化が進む現代において、自然の中で過ごすことの価値が見直される中、この学校は「自然そのものを教師とする」実践的な学びの場を提供しています。
学びの原点へ 自然との直積的なふれあい
自然が教室になる
教室の代わりに広がるのは、ジャングルの緑、流れる小川、鳥や昆虫の声。ジャングルスクールでは、子どもたちは靴を脱ぎ、地面の感触を足で感じながら森の中へと分け入ります。そこには、「見る・触れる・聴く・嗅ぐ・味わう」といった五感を通して学ぶ機会があふれており、これは机上の学習では得られない深い理解を育みます。
教えるのではなく「導く」
ジャングルスクールの大きな特徴は、ファシリテーター(案内人)が子どもたちの主体的な行動を尊重し、答えを教えるのではなく「問いを促す」姿勢をとっている点です。
「この葉は何のためにトゲがあるんだろう?」
「なんでこの虫はここにたくさんいるんだろう?」
子どもたちがこうした疑問を自ら立てるよう誘導し、そこから自分で調べ、考える時間を大切にしています。これは21世紀型スキルとして注目される「課題解決力」や「批判的思考力」を養う上で極めて有効です。
先住民族のジャングル専門家から学ぶ
先住民のジャングル専門家たちの協力を得て文化的知識と専門知識を実際に体験しながら学べます。プログラムには先住民のサバイバル術、動植物の利用法や食料探索の基本スキル、熱帯雨林のサステナビリティへの意識、先住民流の食事の準備などが含まれています。
教育現場への活用
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体験学習の一環としての校外学習先
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SDGsや環境問題の導入教材として使用
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帰校後のレポートやポスター作成による表現活動
自然の中に身を置くことで、子どもたちはリラックスし、自分自身を見つめ直す時間を持つことができます。
最後に
ジャングルスクール・ゴンバックは、自然の中で「生きる力」を育てる貴重な教育機会です。ただの遠足やレクリエーションにとどまらず、教育カリキュラムの一環として意識的に取り入れることで、生徒の「感じる・考える・行動する」力を大きく育てることができます。
人工的な学びから一歩外に出て、「自然の声」に耳を傾ける。そんな学びの原点を思い出す機会が得られるでしょう。
ツアー日程
サンプル日程
10:00~10:30 オランアスリ博物館見学 |
10:40~11:00 移動 |
11:00~11:45 トレッキング |
12:00 ~14:00 川沿いでアクティビティ・昼食竹に餅米を詰めて焚火でやく調理体験木の葉を使ったクラフト作り体験※オランアスリ又は村のネイチャーガイドが付き添いします |
インフォメーション
移動時間:市内中心部より約1時間
催行可能人数:最小15名~最大50名まで
催行可能時間・日程:金曜日は不可