地球温暖化防止に役立つマングローブの植樹<SDGs 目標14・15>

目標14 海の資源と海そのものを持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する

世界の海洋は、その温度、化学的性質、海賊、生物を通じ、地球を人間が住める場所にしているグローバル・システムの原動力となっています。私たちの雨水、飲料水、気象、機構、海岸線、私たちの食べ物の多く、さらには私たちが吸い込む大気中の酸素でさえ、究極的には全て、海が提供、制御しています。海洋は有史以来、交易と輸送に欠かせないルートになってきました。

目標15 森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

地球の表面積の 30.7%を覆う森林は、食料の安定確保と住処の提供のほか、気候変動との闘いや、生物多 様性と先住民の居住地の保護にも鍵を握る役割を果たします。私たちは森林を保護することにより、天然資 源の管理を強化し、土地生産性を高めることもできます。

目標17 持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

持続可能な開発アジェンダを成功に導くためには、各国政府と民間セクター、市民社会のパートナーシップが必要です。

 

【参考資料】
国際連合広報センター
https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/31737/

 

マングローブの危機!

皆さんはマングローブって植物の名前と思っている方もいるかと思います。これは植物の名前ではなく、熱帯および亜熱帯地域の河口域の塩性湿地にて植物群落や森林を形成する木の総称です。
また、マングローブの語源は、マレーシア語で潮間帯に生息する樹木の総称Mangi-Mangi(マンギ・マンギ)と英語の小さい森を表すGroveの合成であるといわれています。
現在、世界各地でマングローブの破壊が問題になっており、東南アジアでは木炭の材料とするために伐採されたり、湿地を養殖場にするために開発伐採され、マングローブは消滅の危機にあります。

 

マングローブは下記のような重要な役割をもっています。

  • マングローブは二酸化炭素を取り込むために大気中の二酸化炭素を減らす=地球温暖化の進行を食い止める
  • 津波や高波時にマングローブが自然の防波堤となり、被害を食い止める

 

マングローブの葉には栄養が豊富でプランクトンや海洋魚の稚魚、エビ、カニの繁殖の場を提供します。
このようなことから現在はマングローブの再生を目指し、マングローブの植樹が行われています。

 

ウェットランドセンターにてこのマングローブの勉強や植樹を体験

コタキナバルにあるウェットランド園内にはマングローブのボードウォークがあり、マングローブの生態系や野鳥なども観測することができます。

こちらはマングローブ植樹場所で、ウェットランドから車で約1時間ほど離れた場所になります。

画像:マングローブ植樹の様子

 

潮の満ち引きによって植樹の時間が変わることもありますが、これから地球温暖化が早い速度で進んでいくことを考えると、皆でもっとマングローブの大切さを学んでいくことも、私たちが今すぐに出来る地球温暖化防止策ではないでしょうか。

 

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