【バリクパパン】シャトルバスで巡る!インドネシア新首都ヌサンタラ(IKN)見学ツアー

 

2024年から本格的な移転が始まった、インドネシアの新首都「ヌサンタラ(IKN)」。
その建設現場の一部が一般公開されており、事前登録をすれば誰でも見学することができます。

 

今回は、訪問者の多くが利用する「シャトルバスでの見学ツアー」についてご紹介します!

 

インドネシア新首都「ヌサンタラ」とは? – 未来へ向けた国の一大プロジェクト

インドネシアでは現在、ジャワ島のジャカルタからカリマンタン島東部への首都移転が進められており、その新たな首都の名は「ヌサンタラ(Nusantara)」です。

2024年以降、本格的な移転準備が進められ、政府関連機関の一部がすでに移転を開始しており、2045年のインドネシア独立100周年までに完全移転・全市完成を目指しています。

 

ヌサンタラは、持続可能なスマートシティを目指し、自然環境と共生する都市づくりが特徴です。首都移転は、ジャカルタの過密・地盤沈下問題の解決を目的とし、経済や人口のバランスを全国に分散させる国家戦略の一環でもあります。

今後の発展が期待されるヌサンタラは、インドネシアの未来を象徴するプロジェクトとして、国内外から大きな注目を集めています。

 

IKNへのアクセス

インドネシア新首都ヌサンタラは、カリマンタン島東部・北プナジャム・パスール県に位置しています。最寄りの空港はバリクパパンのスルタン・アジ・ムハンマド・スレイマン空港(BPN)で、空港からヌサンタラまでは車で約2時間かかります(交通状況により前後します)。

 

IKN見学はシャトルバスで!

IKNの建設エリア内は一般車両の立ち入りが制限されており、見学には政府が用意したシャトルバスを利用するのが基本です。

 

シャトルバスの利用方法
訪問当日、指定の「Rest Area Nusantara(レストエリア ヌサンタラ)」まで自家用車やタクシーで向かいます。そこから先は、専用のシャトルバスに乗り換え。バスには現地の案内スタッフが同乗しており、施設や建設状況を説明してくれます。

 

当日のシャトルバス乗り場マップとバスの写真

 

 

シャトルバスのルートと所要時間

シャトルバスは以下のルートで巡回しています。

 

Rest Area Nusantara(レストエリア ヌサンタラ)
↓ 約10分

Plaza Seremoni(セレモニープラザ / Ceremony Plaza)
↓ 約10分

Taman Kusuma Bangsa(クスマ・バンサ公園 / Kusuma Bangsa Park)
↓ 約10分

Rest Area Nusantara に戻る

 

全行程は約30〜40分の巡回ルートとなっています。短時間で効率よく主要スポットを見学できます。

 

エリア内の施設情報(飲食・トイレ・宿泊など)

訪問者にとって嬉しいポイントは、最低限のインフラがすでに整っていることです。

 

IKNエリア内には以下のような基本施設があります:

  • 飲食店(軽食・カフェ)
  • ミニマーケット/コンビニ
  • 公共トイレ

 

 

さらに、IKN内で営業中の宿泊施設は以下の2か所のみ(2025年6月時点)です:

①Swissôtel Nusantara
国際的なブランドで、政府関係者やビジネス渡航者にも対応した高級ホテル。

 

 

②Qubika Boutique Hotel Nusantara
スタイリッシュなデザインの中規模ブティックホテル。観光・ビジネスどちらにもおすすめ。

 

 

現地で見られる主なエリア(2025年6月時点)

  • Ceremony Plaza(セレモニープラザ)
    Plaza Seremoniは、公式セレモニーから市民の憩いまで担う、IKNを象徴する多機能オープンスペースです。歴史的儀礼と未来志向の公共利用が融合する、ヌサンタラの“公の顔”とも言える場所。

 

Plaza Seremoniの公園側エリア

 

 

Plaza Seremoniの公園から正面に見える大統領官邸(Istana Garuda/Istana Negara)

 

 

  • Kusuma Bangsa Park(クスマ・バンサ公園)
    Taman Kusuma Bangsaは、IKNの象徴的な記念公園であり、国家記念式典、独立戦士への追悼、そして市民の憩いの場としての多重的な役割を担っています。特にスカルノ・ハッタ像、ガルーダの翼、永遠の炎、そして国内最長の旗竿は、歴史への尊敬と未来への指針を融合させたランドマークとなっています。

 

  • 式典プラザ:中央の広場で、公式行事が開催される場所
  • Sayap Pelindung Nusantara(ガルーダの翼):高さ17 mの翼型構造で、国家の保護と団結を象徴
  • スカルノとハッタ像:初代大統領と副大統領を祀る象徴的な彫像
  • 永遠の炎(Api Abadi):独立への不屈の精神を表す火
  • 高さ79 mの旗竿:国内最長でMURI(インドネシア記録協会に登録
  • 美しい造園:緑豊かな景観と調和した空間で、訪問客を癒す設計

 

 

 

 

※一般公開エリアや見学可能なスポットは、時期により変動します。

 

見学にあたっての注意事項

  • 事前予約が必須です(公式アプリ「IKNOW」より申請)
  • 滞在中はヘルメットなどの貸出を受ける場合もあります
  • 見学時間はおよそ1時間半~2時間程度

 

弊社では訪問申請の代行も承っております!

弊社では、IKN視察・訪問に関する各種手配を承っております:

  • バリクパパン発の英語ガイド付き車チャーター
  • IKN公式アプリ(IKNOW)の訪問登録代行
  • 車両でIKNエリア内に直接入るための特別許可の取得サポート

 

※アプリ登録代行・特別許可の取得は、弊社で車両を手配いただいたお客様に限りご対応可能です。
※特別許可を取得した場合、IKNアプリでの登録は不要となります。

 

英語ガイド付きチャーターで移動も安心!

バリクパパンからIKNまでは車で約2時間かかるため、移動手段の確保はとても重要です。
弊社では、英語ガイドが同乗する車チャーターサービスもご用意しています。
観光案内を中心とした内容で、安心してご利用いただけます。

▶ 詳細は下記URLよりご確認ください:
英語ガイド付き車チャーター(バリクパパン発)詳細はこちら

 

まとめ

シャトルバスを利用すれば、今まさに未来都市へと変貌を遂げているIKNを安全かつ快適に見学することができます。エリア内には飲食・トイレ・宿泊などの施設も整っており、訪問者にとって安心です。
ダイナミックな街づくりの最前線を、ぜひその目でご体感ください!