【バリ島インターンシップ】ウミガメに出会える保護施設「TCEC」!「かわいい」の先にあった大切な気づき

こんにちは。インターンシップ生の花です!今回は大学二年生の夏休みを利用して海外経験を積み新たな自分を発見するべく、ウェンディツアーで約2週間のインターンシップをしています。
バリ島で、かわいいウミガメたちに出会いながら、海の環境や自然について考えることができる場所があります。
今回訪れたのは、スランガン島にある「Turtle Conservation and Education Center(TCEC)」


ここでは、ケガや病気、人間の活動による被害などで保護が必要になったウミガメを受け入れ、治療やケアを行っています。
実際に施設を案内していただきながら、ウミガメたちの様子や、保護活動に込められた思いについてお話を伺ってきました!


到着すると、まずスタッフの方に施設内を案内していただきました。
施設には、さまざまな理由で保護されたウミガメたちが暮らしています。
ケガをしてしまったウミガメだけでなく、プラスチックなどによる被害を受けたウミガメ、ストレスや感染、炎症などによって治療が必要になったウミガメもいるそうです。
保護されたウミガメは、ここで治療やケアを受け、元気を取り戻した後、再び海へと帰されます。
また、ウミガメが産卵するための場所も設けられていました。安全に産卵できるよう管理し、孵化した子ガメは施設内で最大3日間ほど様子を見てから、海へ放流するそうです。


施設を見学していると、なんと前日に生まれたばかりの小さなウミガメにも出会いました!水の中を一生懸命に泳ぐ姿は、本当に小さくてかわいらしく、思わず見入ってしまいます。
実際に小さなウミガメが泳いでいる姿を見ると、「こんなに小さな体でこれから海へ出ていくんだ」と、自然の中で生きる力を感じました。
TCECでは、卵のふ化や子ガメの放流などを通して、ウミガメのライフサイクルについても知ることができます。インドネシア政府観光公式サイトでも、TCECでは子ガメから成体までを見ることができ、ふ化や保護活動について学べる場所として紹介されています。





施設内には、ケガや病気などで治療が必要なウミガメのための「Temporary Turtle Treatment Room(一時治療室)」もありました。ここでは、ウミガメの治療やケアを行っているようでした。
普段の観光ではなかなか見ることのできない、ウミガメを「守る側」の現場を知ることができるのも、TCECを訪れる魅力の一つです。



TCECでは、ウミガメへの餌やり体験を無料で提供しています。
実際に餌をあげながら、ウミガメを間近で観察できるので、ただ見るだけよりも、より身近に感じられます。
餌を求めて近づいてくるウミガメの姿はとてもかわいらしく、ウミガメを間近で見てみたいという方にもおすすめです。
※餌やり体験の実施状況や内容については、訪問時期によって異なる可能性があります。事前の確認がおすすめです。
今回の見学で、個人的に「こんなところまで工夫されているんだ!」と興味を持ったのが、ウミガメたちの食事です。
スタッフの方によると、毎朝2〜5人ほどのスタッフが海へ行き、海藻やカニなどを採取して、ウミガメの餌として施設へ運んでいるそうです。


治療をするだけではなく、毎日の食事にも気を配りながら、ウミガメたちの健康を支えている。「元気になって海へ帰る」ためには、こうした日々の積み重ねがあるんだなと感じました。
今回のお話の中で、特に印象に残ったのが、ウミガメの保護は「ウミガメだけを守る活動」ではないということです。
海の生き物は、それぞれが生態系の中でつながり、バランスを保ちながら生きています。
そのため、一つの生き物が減ることで、ほかの生き物や植物にも影響が及び、生態系全体のバランスが崩れてしまう可能性があります。
TCECで伺ったお話では、治療が必要になるケースの多くが人間の活動に関係しているとのことでした。
つまり、ウミガメを守ることは、ウミガメだけのためではありません。海で一緒に生きているさまざまな生き物や、その環境そのものを守ることにもつながっているのです。
以前プラスチックを誤飲した魚を食べた人間から、プラスチックの微小な破片が発見されたというニュースを見たことがあります。海の生き物の保護は人間の健康を守る手段の一つであるといえます。

そして、今回の視察で私が最も印象に残ったのが、ウミガメの保護活動そのものだけではなく、「人の意識を変えていくこと」の大切さでした。
TCECがあるスランガン島では、かつてウミガメが食用として利用され、甲羅も商品として扱われるなど、ウミガメの利用が地域の経済や文化と結びついていた歴史があります。
WWFの資料によると、スランガン島はかつてウミガメ取引の拠点の一つとなっており、TCECはそうした状況を変えていく取り組みの一環として、2006年に開設されました。TCEC自身も、ウミガメ製品を消費しないことを呼びかけることや、違法な取引を監視することを活動の柱として掲げています。
この歴史を聞いて、私はスタッフの方がおっしゃっていた「人間は簡単には考えを変えない」という言葉に、とても納得しました。
たとえば、ウミガメを食用としていた時代に生きていた人にとっては、ある日突然「これからは食べてはいけません。ウミガメを守りましょう」と言われても、すぐに納得することは難しいのではないでしょうか。
だからこそ、少しずつ「あるべき」とされる状況をつくっていくには、多くの人が同じ方向を向くことが必要なのだと思います。
そして、そのためには、子どもの頃からウミガメや自然環境について知る機会をつくることが大切です。小さい頃から環境について考える経験があれば、そうした考えを持つ人が少しずつ増えていきます。
私は今回のお話を聞いて、考え方が定着していくことは、単に状況を改善するだけではなく、「改善しよう」と考える人を増やし、次のスタート地点そのものをより良いものにしていくことなのではないかと思いました。

TCECを訪れると、まず目に入るのはかわいらしいウミガメたち。
小さな赤ちゃんウミガメが泳ぐ姿を見たり、餌やりを体験したりすると、自然とウミガメを身近に感じることができます。
でも、そこで終わらないのがTCECの魅力です。
「なぜこのウミガメはここにいるんだろう?」「どうして保護が必要になったんだろう?」
「私たち人間の生活は、海の生き物にどんな影響を与えているんだろう?」
そんなことを考えるきっかけを与えてくれます。
今回TCECを訪れてみて、「かわいい!」という気持ちから始まって、自然や環境について考えることができる場所なのだと感じました。
バリ島で少し特別な体験をしてみたい方は、ぜひTCECを訪れてみてはいかがでしょうか?
記事の作成者/はな
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海外経験を通して新たな自分を発見したい大学2年生!夏休みを利用して、ウェンディツアーで約2週間のインターンシップに挑戦しています。 |


