【バリ島インターンシップ】バリ島の伝統舞踊「ケチャックダンス」を見てきました!写真でたどるラーマヤナ物語

こんにちは。インターンシップ生のはなです!今回は大学二年生の夏休みを利用して海外経験を積み新たな自分を発見するべく、ウェンディツアーで約2週間のインターンシップをしています。
今回は、バトゥブランでバリ島を代表する伝統舞踊の一つ、「ケチャックダンス」を実際に見てきました!

日本では「ケチャックダンス」と呼ばれることが多いですが、現地では「Kecak(ケチャ)」と呼ばれています。
今回は、私が実際に撮影した写真と、会場でいただいた日本語の解説を参考にしながら、ケチャックダンスで演じられる物語のあらすじをご紹介します。
ケチャックダンスはバリ島の数あるダンスの中でも、特にユニークな踊りの一つ。
最大の特徴は、大勢の男性たちによる「チャ、チャ、チャ……」という掛け声の大合唱の中で物語が進んでいくことです。

今回の公演では、約50人の男性たちが円になって座り、力強い声を響かせていました。
ケチャックダンスは、もともとバリ島に伝わる「サンヒャン」というトランスダンスに起源を持つとされ、1930年代にラーマヤナ物語を取り入れ、現在のような舞踊劇になったと言われています。
それでは、実際に演じられた物語を写真とともに見ていきましょう!
物語は、ラーマ王子とシータ姫、そしてラーマ王子の弟ラクシュマナが登場するところから始まります。

3人が森の中へ行くと、そこに黄金の鹿が現れます。
その美しい姿を見たシータ姫は、ラーマ王子に黄金の鹿を捕まえてほしいと頼みます。

そこでラーマ王子は、黄金の鹿を捕らえるため、その場を離れることに。
ところが、しばらくすると、ラーマ王子の助けを求める声が聞こえてきます。
シータ姫は心配になり、ラーマ王子の身を案じます。
ここから、物語は大きく動き始めます。

ラーマ王子がその場を離れた隙に、悪の大王ラヴァナが現れます。
そして、シータ姫をアレンカ宮殿へと連れ去ってしまいます。
突然ラヴァナにさらわれてしまったシータ姫。
ラーマ王子は、愛するシータ姫を助け出すため、旅に出ることになります。
アレンカ宮殿の庭で、自分の不幸を嘆き悲しむシータ姫。
そこへ突然、白い猿の姿をしたハヌマンが現れます。

ハヌマンは、「私はラーマ王子の使いです」とシータ姫に伝えます。
そして、ラーマ王子が身につけていた指輪と、ラーマ王子からのメッセージを見せました。
ラーマ王子が自分を助けようとしていることを知ったシータ姫は、ハヌマンに「早く私を助けてください」というメッセージと、自分の髪飾りをラーマ王子のもとへ届けるよう頼みます。
シータ姫の思いを受け取ったハヌマンは、ラーマ王子のもとへ戻っていきます。
一方、ラーマ王子は、悪の大王ラヴァナの息子であるメガナダと戦うことになります。
しかし、戦いの中でラーマ王子は、メガナダが放った魔法の矢によって倒れてしまいます。

そこへ現れたのが、ガルーダです。
ガルーダがラーマ王子を助けにやってきます。
そして、猿の王スグリヴァが猿の援軍を率いて登場します。
ラーマ王子たちは力を合わせ、メガナダと戦います。

激しい決戦の末、ラーマ王子と猿の援軍は勝利。
そしてラーマ王子はシータ姫を連れてアヨーディアへ帰り、二人は幸せに暮らしました。
こうして、ラーマヤナを題材にしたケチャックダンスの物語は幕を閉じます。
ケチャックダンスの公演では、ラーマヤナ物語だけでなく、バリ島に古くから伝わる「サンヒャン」を起源とするトランスダンスも披露されました。
今回見ることができたのは、「サンヒャン・ドゥダリ」と「サンヒャン・ジャラン」です。
ケチャックダンスとはまた違った、バリ島の伝統文化を感じることができました。
サンヒャン・ドゥダリ

サンヒャン・ドゥダリは、もともとバリ島に伝わる、悪霊や病気を避け、村人の健康と幸せを守るために行われてきた神聖な儀式の踊りです。
「サンヒャン」は「神聖」、「ドゥダリ」は「天使」を意味するとされています。
この踊りでは、2人の少女が踊り手となります。
神聖な儀式のため、少女たちは純潔であることが重要とされてきました。
儀式が始まると、村の人々による合唱に合わせて少女たちが踊り始め、やがてトランス状態に入っていきます。
最後には、僧侶が少女たちに聖水を振りかけると、少女たちは正気に戻ります。
舞台上で披露される華やかなダンスとは違い、そこには人々の健康や幸せを願う、宗教的な意味が込められているのです。
サンヒャン・ジャラン

最後に紹介するのが「サンヒャン・ジャラン」です。
この踊りでは、トランス状態に入った少年が、「ジャラン」と呼ばれる馬の模型にまたがり、燃え盛る火の上で踊ります。
炎に囲まれながら、少年が火の上を歩いたり踊ったりする姿は、とても迫力がありました。
ただ華やかなパフォーマンスとして見るだけではなく、こうした踊りがバリ島の宗教や信仰と深く結びついていることを知ると、目の前で繰り広げられる光景がまた違って見えてきます。

今回、初めてケチャックダンスを実際に見て、私が一番印象に残ったのは、音・物語・宗教・文化が一体となっていることでした。
舞台の後ろには夕焼けが広がり、日が沈んでいく景色とダンサーたちの姿が重なります。伝統芸能を「見る」というよりも、バリ島の景色や空気と一緒に体験しているような感覚がありました。
そして、約50人の男性による「チャ、チャ、チャ」という力強い掛け声。
実際にその場で聞いてみると、ただのBGMのような音ではなく、一人ひとりの声が重なって、会場全体を包み込むような迫力がありました。
私が特に印象に残ったのは、その掛け声が始まる瞬間でした。
最初に、ある一人の男性が力強く声を出し、曲の主旋律をつくります。後ろ姿からも年配の方であることが分かり、その力強い声に続くように、周りの若い男性たちが声を重ねていきます。
その光景を見て「こうやって、伝統は次の世代へ受け継がれていくのだろう」と感じました。
その声に合わせて展開されるのが、インドの叙事詩『ラーマーヤナ』を題材とした物語です。
さらに、その後にはサンヒャン・ドゥダリやサンヒャン・ジャランも披露されました。
同じ公演の中でも、それぞれの踊りが異なる歴史や意味を持っていることを知り、特に「サンヒャン・ドゥダリ」や「サンヒャン・ジャラン」のように、踊りそのものが神聖な儀式と結びついていることは、実際に現地で見たからこそ感じられた部分でした。
今回初めてケチャックダンスを見て、伝統文化は「知識として知る」だけでなく、その場の音や景色、空気を五感で感じることで、より深く理解できるのだと感じました。
バリ島を訪れる際には、美しい景色や観光地だけでなく、こうした伝統文化を実際に「見る・聞く・感じる」体験も、ぜひしてみてほしいと思います。
記事の作成者/はな
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海外経験を通して新たな自分を発見したい大学2年生!夏休みを利用して、ウェンディツアーで約2週間のインターンシップに挑戦しています。 |

