【バリ島インターンシップ】多様性を学ぶ教育旅行|バリ島公立高校の視察に同行してきました!

こんにちは。インターンシップ生の花です!
今回は、大学二年生の夏休みを利用して海外経験を積み、新たな自分を発見するため、ウェンディツアーで約2週間のインターンシップをしています。
今回は、日本からの教育旅行の受け入れをしている現地高校の視察に同行して見えてきた「インドネシア・バリ島の公立高校の日常」と、現地で肌で感じた「日本との違い・気づき」についてご紹介します。
まずは、バリ島の公立高校で見られる学校生活についてご紹介します。
◎タイムスケジュール



ここからは、一般的な制度の紹介ではなく、私が実際にウブド地区にある公立高校「SMA Negeri 1 Ubud」を訪問して感じたことをご紹介します。
実際の教育現場を訪れてみると、ガイドブックやインターネットの情報だけでは分からない、現地の日常や学校文化を肌で感じることができました。
特に印象に残った4つのポイントをご紹介します。

最もインパクトがあったのが校門前にずらりと並ぶ大量のバイクです!
日本では高校生のバイク通学は珍しいですが、公共交通機関が少ないバリ島では、バイクが高校生たちの日常的な移動手段になっています。
今回の視察で特に印象に残ったのが、午前10時に校内放送でインドネシア国歌「Indonesia Raya」が流れ始めたことです。
先生方や生徒たちはその場で立ち止まり、姿勢を正して国歌を歌っていました。インドネシアの国歌について調べてみましたが、歌詞がとても力強く、自国への愛と自信に満ちている様子が現れていました。
さらに、国歌斉唱の後には、インドネシアの国家の基本理念である「パンチャシラ」の五原則を全員で復唱していました。

この「午前10時」という時間にも、インドネシアの歴史が関係しています。1945年8月17日、インドネシアは午前10時に独立を宣言しました。現在では、バリ州でも午前10時に国歌を流す取り組みが行われています。
多様な民族・言語・宗教が共存するインドネシアで、国歌やパンチャシラを日常的に確認することで、国民としての一体感を育んでいることが、とても印象に残りました。
日本の学生にとっても、「愛国心とは何か」「多様な人々が暮らす国で、どのように一体感をつくるのか」を考えるきっかけになるのではないでしょうか。

実は、インドネシアの公立高校には厳格な身だしなみのルールが存在します。実際に現地校を訪れると、その徹底ぶりに驚かされます。
髪型のルール:男子は一律で短髪。女子は長い髪を二つに編み込み、指定された色(例:ピンクなど)のヘアゴムやリボンで結ぶことが義務付けられています。
集団の規律:リボンの色といった細部まで統一されており、集団生活における規律や連帯感が強く重視されています。


教室に入って、もう一つ驚いたことがあります。壁には生徒の名簿とともに、それぞれが信仰する宗教を示した表が掲示されていました。
インドネシアでは、イスラム教、プロテスタント、カトリック、ヒンドゥー教、仏教、儒教の6つの宗教が広く認められています。
宗教によって礼拝の時間や場所が異なり、学校側もそれぞれの信仰に配慮していることを知りました。インドネシアでは、学校が生徒の宗教に応じた礼拝の機会を確保することが制度上も求められています。
「Bhinneka Tunggal Ika(多様性の中の統一)」というインドネシアの国是を、教室の中で実際に感じることができました。
インドネシアの学校では、生徒がそれぞれの宗教に沿って礼拝できるよう、時間や場所が確保されています。
例えば、バリの学校では授業前に朝の祈りを行ったり、イスラム教徒の生徒が金曜礼拝に参加できるよう、金曜日の授業時間を調整したりする学校があります。
また、学校内に礼拝スペースを設けるほか、必要に応じて学校外の礼拝施設を利用するなど、生徒の宗教的背景に応じて対応方法も異なります。
このように、宗教の違いを前提として学校生活の時間や環境が整えられている点は、インドネシアの学校教育の特徴の一つです。
バリ島の公立高校への進学は、日本のような一発勝負の筆記試験ではなく、
「PPDB」というオンライン一斉選抜システムで行われます。
公立高校入試(PPDB)の定員割り振り一覧

ポイントは、テストの点数よりも「家からの距離」と「中学の内申点」が合否を分ける点です。約50%の生徒が住んでいる場所を基に合否の判定を受けて入学している点が新鮮です。
「SMA 1 Negeri UBUD」のリアルなレベル

ウブドエリアでダントツの人気と知名度を誇るのが、通称「NESA(ネサ)」こと SMA Negeri 1 Ubud です。
- バリ島トップ5の超進学校
バリ島全体にある数多くの高校の中で、全国テストのスコアランキング第5位に輝く超エリート校。地元ギニャール県内でもトップ2に入る実力派です。 - 超難関の国立大学へ
卒業生は、バリ最高峰のウダヤナ大学をはじめ、インドネシアのトップ国立大学(ガジャマダ大学など)へ次々と進学します。 - 文武両道な校風
勉強が超優秀なのはもちろん、ウブドの伝統を受け継ぐ「芸術・バリ舞踊・ガムラン」や、フットサルなどのスポーツでも州大会の常連。まさに文武両道を地で行く、現地の中学生憧れのブランド校です。
今回、インドネシアの公立高校を調べ、実際に訪問したことで、宗教や国家への意識が学校生活に根付いていることが印象に残りました。宗教ごとの礼拝時間の確保や、生徒の宗教を学校内で可視化する取り組み、国歌「Indonesia Raya」やパンチャシラを唱える姿からは、多様性を尊重しながら国としての一体感を育む姿勢が感じられました。
一方で、制服や校則など日本と共通する部分もあります。こうした共通点と相違点を比較することで、「なぜ制服や校則があるのか」「異なる宗教を持つ生徒が、どのように共に学校生活を送っているのか」「多様な社会で一体感をつくるには何が必要か」といったことを考える機会を持つことができました。
今回紹介した「制服」「校則」「宗教」「国歌」は、日本との違いを事前に調べ、現地で実際に観察し、帰国後に比較・考察する探究学習にもつなげられるテーマだと思いました。
記事の作成者/はな
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海外経験を通して新たな自分を発見したい大学2年生!夏休みを利用して、ウェンディツアーで約2週間のインターンシップに挑戦しています。 |


