竹建築の聖地を訪ねて ― PT Bamboo Pure 視察レポ-ト|バリ島インターンシップ体験

 

こんにちは!バリ島でインターンシップ中のみさきです。

バリ島にある竹建築のパイオニア企業 PT Bamboo Pure の教育旅行向け視察を行いました。

視察では、ガイドの方に案内していただきながら当日の流れを一通り確認。事前に調べていた企業の取り組みや竹建築、アップサイクルに関する知識をもとに、かなり具体的な部分まで質問させていただきました。

 

この記事では、その様子を写真とともにご紹介します!

 

施設内を見学

 

到着すると、担当のスタッフさんが笑顔で迎えてくださいました。簡単に挨拶を済ませたあと、実際に見学スタート。

 

 

工場では、竹が運び込まれる入荷エリアから見学します。種類や状態ごとに分類され、その後、防虫・防腐のためのトリートメント(保存処理)が施される工程を見せていただきました。実際に処理前後の竹を比較すると、見た目は大きく変わらないのに、耐久性が格段に向上していることに驚きます。

 

その後は加工エリアへ。大きな竹が、建築用のパーツや家具へと形を変えていく様子は迫力がありました。職人の方々が一本一本丁寧に作業されている姿が印象的で、「自然素材を扱う」ということの繊細さも感じられました。

 

 

PT Bamboo Pureの取り組み

 

PT Bamboo Pure は、バリ島を拠点に活動する竹建築のパイオニア企業です。
世界的に有名なエコスクール Green School の建設をきっかけに設立され、竹という伝統素材を、現代建築でも通用する高品質な資材へと進化させてきました。

 

バリでは昔から身近な存在だった竹。しかし、「虫に弱い」「長持ちしない」といった課題もあったそうです。そこでPT Bamboo Pureでは、天然ミネラルを使った保存処理技術を導入し、竹を長期間使用できる丈夫な建築資材へとアップデートしています。

 

 

バリ島に来てから、竹建築を「おしゃれ」「バリっぽい」と感じていましたが、今回その裏側にある研究や技術、地域との連携を知ることができました。

 

“雰囲気が素敵”で終わっていた竹建築のイメージが、「技術」と「研究」と「地域との連携」によって支えられているものだと知り、とても印象に残っています。

 

そして何より、竹という地域に根付いた素材を、地域の人々の力と知恵で価値ある資源へと高め、「バリ島らしさ」という独自の魅力まで生み出している点に、とても魅力を感じました。

 

アップサイクルのChop Value

 

その後、施設内に併設されているChop Valueという企業を訪問させていただきました。ここで、みんなで椅子に座って詳しいお話を聞かせてもらいました。

 

特に今回は「教育旅行として実施できるか」という視点での視察だったため、受け入れ可能人数や当日の導線、所要時間、料金体系、体験プログラムの詳細に加え、トイレの数や待機スペースの広さなどの施設面についても、抜け漏れがないよう一つひとつ確認しました。

 

 

ここでは、バリ島内のレストランなどで使用されたサテ(串焼き)の串や割り箸を回収し、高密度に圧縮して新たな建材や家具へと再生しています。実際に回収された箸が乾燥・選別され、圧縮されてボード状になっていく工程を見学させていただきました。

 

特に印象的だったのは、この箸からできた机に「何本の箸が使われているか」が刻まれていたこと。数字として可視化されることで、「ごみが資源に変わる」ということを実感できます。

 

また、この取り組みは単なるリサイクルではなく、地域の飲食店が回収に協力し、それを企業が加工し、再び製品として社会に戻すという“循環の仕組み”そのものが設計されている点が特徴的でした。

 

デザイン会社のIBUKU

 

敷地内には、竹建築デザインで世界的に知られる IBUKU のオフィスもあります。

今回は内部に立ち入って見学することはできませんでしたが、外から活動の様子を拝見することができました。窓からは、小さい模型も見ることができました。

 

 

オリジナルコースター作り体験紹介

 

Chop Value では、建材や家具だけでなく、小物類へのアップサイクルも行われています。
ワインスタンドやキーホルダー、コースターなど、思わず手に取りたくなるアイテムがたくさん並んでいました。

 

 

なかでもおすすめなのが、オリジナルコースター作り体験です。
コースターを購入すると、名前やオリジナルのイラストを無料で刻印してもらうことができます。

まずは紙に好きなデザインを描き、それをスキャン。データ化されたイラストをレーザーで丁寧に刻印してもらえるので、世界に一つだけのコースターが完成します。

アップサイクル素材からできていることを考えると、より特別な一枚に感じられます。

 

コースターは2枚セット。旅の思い出としてはもちろん、バリらしいストーリーのあるお土産としてもおすすめです。

 

PT Bamboo Pureを訪問する方法

 

今回は教育旅行向けプログラムについて詳しくお話を伺いましたが、PT Bamboo Pure は個人でも見学に参加することができます。

 

レギュラーツアーは、毎週月曜日・水曜日・金曜日の10:30から約1時間。ガイド付きで工場内を巡り、竹の保存処理や加工工程、アップサイクルの取り組みなどを学ぶことができます。

料金には、ウェルカムドリンクのアイスティーと、オリジナルキーチェーンの記念品が含まれています。

 

 

また、周辺には竹建築が立ち並ぶ Green Village や、竹を活かした空間で食事が楽しめるThe Kul-Kul Farm もあります。あわせて訪れることで、工場で見た「素材」が実際の「暮らし」や「建築」にどう活かされているのかを、より立体的に感じることができます。

 

アクセス情報

 

車でのアクセス時間は以下の通りです(渋滞状況によって前後します)。

  • クタ/レギャンから:約60分
  • スミニャックから:約50分
  • ウブド中心部から:約30分

 

まとめ

 

ビーチや観光スポット巡りとはひと味違う体験をしたい方に、PT Bamboo Pure の見学はおすすめです。

竹建築の美しさの裏にある技術や研究、そしてアップサイクルの取り組みに触れることで、バリの新たな魅力を発見できます!

 

 

 記事の作成者/みさき

大学を休学して1年間インドネシアに滞在している、東南アジアが大好きな大学生!